色覚の違いが影響すること
色相環は、心理4原色である赤・黄・緑・青を基本としています。
その心理補色を、それぞれの対向位置に配しています。
各色相が等間隔に見えるよう12分割、さらにその間に中間色相を分割し
24色相で構成されています。

デザインやアパレル等の職業では、この色の環を暖色・寒色で分けることがあります。
これは、色覚多数派の見え方において、ということです。
色の環を暖色と寒色に分ける分け方が、色覚少数派の方々の場合は変わります。
世の中の人工的に作られたもの(看板・標識・雑誌…etc.)は、
ほとんどが色覚多数派向けに作られています。
食欲をそそる色合い・目立たせたい・危険を察知させたい、等として、
赤と緑が組み合わせて使われることがあります。
しかし、色覚少数派の方々にとっては、
それが逆に不快で、見え難いということもあるということなのです。
<参考にさせていただいた文献>